小5で「NEXT ながさきごみゼロプロジェクト」

NCC長崎文化放送さんによる特別授業「NEXT ながさきごみゼロプロジェクト」が、小学校5年生でスタートしました。長崎大学の朝倉教授にご来校いただき、まず今日は「海洋ゴミ」「マイクロプラスチック」について、教えていただきました。

長崎県の海岸線は入り組んでおり、海流がぶつかり合う場所に位置しているため、海洋ゴミが繰り返し流れてきやすいというお話から始まりました。 さらに、マイクロプラスチックの原材料は石油なので、油に似ている毒が付着しやすく、毒が多く付着したマイクロプラスチックを魚が誤食した場合、死んでしまうことが考えられるということを知りました。

そして、砂浜のマイクロプラスチックを調べるための、軽石とマイクロプラスチックを分ける方法についての研究。その装置を製作された朝倉教授の研究室の学生である与那覇さんが、なぜ研究しようと思ったのか、どの様にして装置のアイディアを思いついて完成させていったのかについてご紹介下さり、実際に装置を動かして、子どもたちに見せて下さいました。


その後、5年生の子どもたちが装置の原理「振動」を用いて、一人ひとりが自分の下敷で「軽石とマイクロプラスチックを分ける」実験を行いました。軽石とマイクロプラスチックの硬さの違いをいかして、下敷をトントンと叩いて振動を与えることで、見事に仕分けることができました。トントン叩くたびに、下敷きの上で、軽石とマイクロプラスチックが綺麗に分かれて行く様子に、驚きの声が上がっていました。
この日の特別授業の様子は、後日、NCC長崎文化放送さんのニュース番組にて紹介されました。
最後に、夏休みの自由研究として「NEXT ながさきごみゼロプロジェクト」に関連する内容の研究をするという宿題をいただいたところで、第1回目の学習は終了。


自由研究に取り組むにあたっては、保護者の皆様方にお手伝いいただくこともあるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。自由研究は、9月に行われる第2回の朝倉教授との学習で発表することになっています。「未来につなぐ!!長崎のキレイな海」を守るための子どもたちの学びが、これから深まっていくことでしょう。とても良い学びのテーマをいただきました。朝倉先生、与那覇先生、わかりやすく楽しい特別授業を、ありがとうございました。
長崎大学のHPでも、本校での「NEXT ながさきごみゼロプロジェクト」の特別授業が紹介されています。

5年生の子どもたちの、それぞれの夏休みの自由研究が楽しみですね。チャレンジ!!

