もっと知りたい!ベトナム講座 ~小学5年生

今年、本校教員がJICA九州主催の教師海外研修のメンバーに選出され、九州を代表してベトナムへ夏休みに研修に行きました。そのことをきっかけに、小学5年生の子どもたちはベトナムについての授業を受けてきました。

今年7月には、本校・精道小学校1期生のサイブさんをお招きして、ベトナムのことについて教えていただきました。サイブさんは大学でベトナム語を専攻され、3年間ベトナムで日本語を教えた経験があられる先輩です。

ベトナムがどこにあるのか、バイクがとても多く独特の交通ルールがあること、おいしい食べ物についてなど、たくさんのことを教えて頂きました。国が違えば文化も違います。それを理解する広い視野を持ちたいものですね。また、ベトナムの建国の父ホーチミンのことや日本との関係の歴史なども学びました。

9月、ベトナム研修から帰った先生は早速、「アオザイ」というベトナムの女性の民族衣装を着て、「ノンラー」という帽子をかぶって子どもたちに報告しました!ベトナムでは、小学校や児童館に行き交流をしたり、現地での日本人の活動について視察をしたりしてきました。

ベトナムの町では、バイクが行きかい、その中をどんどん渡るのが普通なのだそうです。初日はドキドキして道を渡ったけれど、最終日にはすっかり慣れ、バイクの中を堂々と渡れるようになったお話。ホーチミン廟や教会への訪問。世界遺産のハロン湾には世界中から多くの観光客が来ていたお話。ベトナムの美味しいお料理、つけ麺の「ブンチャー」は、日本に帰って来てからも作って食べるほどのおいしさだそうです。

ベトナムの小学校では日本語を第二外国語として勉強している事と、「お昼寝」があるそうです。その分、下校時刻は日本よりも1時間くらい遅いです。さて、皆さんはどちらがよいですか?

ベトナムの夏休み中の子ども達は、ダンスにバレエ、水泳に空手に日本語など習い事をして過ごしているようです。そのようなところは日本ともとても似ていますね。英語もかなりできるとのこと、日本も負けていられませんね!

現在、長崎にいらっしゃる外国人の方で一番多いのはベトナム人だそうです。11月には日本在住のベトナム人のリンさんに学校に来ていただきました。ベトナムの現地の子どもたちとオンライン交流会をすることになり、「ドラえもんの歌」をベトナム語で歌えるように教えて頂きました。初めは「?」な言葉ばかりでしたが、歌っているうちにすっかり上手になりました。

その後、ベトナムのことを少し学んだ子どもたちは、17日にオンラインでつながり交流会を行いました。

はじめに、精道の子どもたちは「ドラえもんのうた」をベトナム語で歌い、ベトナムからも日本語で「夢をかなえてドラえもん」とベトナムの歌を日本語に訳した歌を歌ってくれました。残念ながら、オンラインの都合であまり歌声は聞こえなかったのですが、お互いに気持ちは通じたようでした。その後でお互いの国や生活について質問しあうこともできました。

交流会後半は、環境問題について一緒に考えていきました。日本とベトナムのゴミの扱い方、出し方の違いやお互いの国の良いところを考え、これからどんな取り組みができるか考えました。ベトナムからは日本のゴミ問題の歴史と、取り組みについてベトナム語と日本語でプレゼンテーションをしてくれました。

ベトナムについて様々な事を知ることができた子どもたち。「来年はベトナムから小学生を招いて交流をしていく予定です!」と先生は計画中。子どもたちからのナイスアイディアを世界につなげていきます。もっともっと外国の事を知り、世界に羽ばたく “精道レディ” へ成長してもらいたいと思います。

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